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Eye-Opening Documentary 'The Making of a Japanese' Returns Home


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Eye-Opening Documentary 'The Making of a Japanese' Returns Home

日本人にとって当たり前の給食や掃除の当番といった特別活動「TOKKATSU(特活)」に着目した作品「小学校~それは小さな社会~」(The Making of a Japanese)が海外で大反響を呼んでいます。日本人の個よりも集団を重んじ、協調性を育む教育の原点を学ぼうという機運が盛り上がっているためのようです。世界が関心を持つ、日本人の成り立ち、あなたはどのような思いを抱きますか?

1.Article

Directions: Read the following article aloud.

※本ページは出典ニュース記事を要約した英文です。

The Making of a Japanese, directed by Ema Ryan Yamazaki, offers a year-long portrayal of daily life at a Japanese public elementary school, highlighting tokkatsu, or “special activities.” These activities, such as cleaning classrooms and serving lunches, instill values like cooperation, responsibility, and punctuality, emphasizing group harmony over individualism. Filmed at Tsukado Elementary School in Tokyo during the 2021–2022 academic year, the documentary captures over 700 hours of footage, showcasing moments of joy, confusion, and growth among first and sixth graders. The film also reflects Japan’s response to the COVID-19 pandemic, revealing how collective consciousness influences behaviors like mask-wearing and adherence to rules.

The documentary explores questions of Japanese identity, a recurring theme in Yamazaki’s work. Born in Kobe to a Japanese mother and British father, Yamazaki attended public elementary school in Osaka before studying film in the U.S.

Her experiences abroad often drew praise for traits like punctuality and teamwork, which she realized were deeply rooted in her Japanese education. Through scenes of children comforting peers or cooperating during classroom tasks, Yamazaki illustrates how these cultural values are cultivated early. The film also features insights from Professor Hiroshi Sugita, who describes Japan’s strong collectivism as a double-edged sword, fostering both unity and societal pressure.

Building on her earlier documentary, Koshien: Japan's Field of Dreams, which examined high school baseball as a reflection of Japanese society, Yamazaki continues her exploration of cultural themes. With The Making of a Japanese earning international acclaim through screenings and awards, she seeks to expand global understanding of Japan's unique traditions. The documentary premieres in Tokyo on December 13, 2024, with plans for nationwide release. Yamazaki’s next project will focus on Japanese corporations, aiming to present authentic stories of Japanese life to the world.

Source:Eye-Opening Documentary 'The Making of a Japanese' Returns Home JAPAN Forward

本教材は、一般社団法人ジャパンフォワード推進機構、株式会社産経デジタルより許諾を得て、産経ヒューマンラーニング株式会社が編集しています。

テキストの無断転載・無断使用を固く禁じます 。

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2.Key phrases and vocabulary

First repeat after your tutor and then read aloud by yourself.

  1. 1. portrayal 描写、肖像
    The artist’s portrayal of nature is both detailed and emotional.
  2. 2. instill 植え付ける、徐々に教え込む、しみ込ませる、一滴ずつ垂らす、点滴する
    Her stories always instill a sense of hope and courage in readers.
  3. 3. recur 繰り返される、再発する、思い出される、思い浮かぶ
    Allergies can recur in the same season each year if left untreated.
  4. 4. double-edged sword 諸刃の剣(一方では非常に役に立つが、他方では大きな害を与える危険もあるもののたとえ)
    Social media can be a double-edged sword, connecting people but spreading negativity.
  5. 5. as a reflection of ~を反映するものとして
    The company’s policies act as a reflection of its commitment to sustainability.

3.Questions

Read the questions aloud and answer them.

  1. 1. What is "tokkatsu," and what values does it aim to instill in students?
  2. 2. How did Ema Ryan Yamazaki's experiences abroad influence her view on Japanese education?
  3. 3. What are Ema Ryan Yamazaki’s plans for her next project, and what is her goal?
  4. 4. Do you think group harmony is more important than individualism? Why or why not?
  5. 5. Have you ever faced cultural differences that made you think about your own identity? How did you feel?

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4.日本語関連記事:
公立小学校の記録映画が海外で大反響 日本人を作る「特別活動」に世界が注目

※本ページは出典記事原文の日本語訳です。本教材の要約英文の日本語訳ではありません。

日本のありふれた公立小の1年を追ったドキュメンタリー映画「小学校~それは小さな社会~」が海外で大反響を呼び、日本での凱旋(がいせん)公開が始まる。日本人にとって当たり前の給食や掃除の当番といった特別活動「TOKKATSU(特活)」に着目した作品で、時間への正確さやゴミ拾いなどに象徴される日本人の個よりも集団を重んじ、協調性を育む教育の原点を学ぼうという機運が海外で盛り上がっているのだ。高校野球に密着した話題作「甲子園:フィールド・オブ・ドリームス」に続く、山崎エマ監督(35)の第2弾。日本人とは何かを問う視点は冷静であり、やさしい。

「自分たちで使う教室を、自分たちできれいにしていきます」。女性教諭の呼びかけに新1年生が、幼い動作で片付けを始める。

そんな映画が世界に驚きを与えた。昨年完成。20館で上映し首都では4カ月間ロングラン公開されたフィンランドをはじめ欧米やアジアで公開・放送・配信され、12カ国の映画祭に入選。今年11月から短縮版が、ニューヨーク・タイムズの動画サイトでも配信されている。山崎監督は日本人母と英国人父のもと神戸市で生まれ、大阪府内の公立小に6年間通った。ニューヨーク大で映画制作を学ぶため19歳で渡米した。

海外生活できちょうめんさや協調性をほめられることがあり「平均的な日本人だと思う」と返していたが、この強みの原点は小学校にあったと気付く。「私自身、日本人なのか? と問われて悩んだときもある。日本人って何だろう。映像を記録しながら探りたい」

撮影を許可してくれる小学校を粘り強く探し、東京都世田谷区立塚戸小での受け入れが決まった。だが、準備中に新型コロナウイルス禍が発生する非常事態となる。「このまま進めていいのか迷ったが、コロナ対応で各国の特徴が際立ったこともあり、結果的に規律を守るなど日本的な部分が、より強調されたと思う」

令和3年度4月の入学式から3月の卒業式までの1年間に密着。桜や沿線電車の情景も取り入れながら1年生と6年生に焦点を当てた。撮影は150日700時間に及び、作品には子供たちの笑いや戸惑い、真剣さ、熱血教諭の泣き顔も赤裸々に映し出されている。

日本的な行動の芽が見られることにも刮目(かつもく)だ。校庭を眺めながら「あ、マスクしてない。よくないわ」「よくないね」とつぶやき合う6年生、教材を無くし泣きべそをかいている子をみんなでなだめて探してあげる1年生の姿は、空気を読む同調圧力と、災害時に一致団結する国民性と重なる。「日本の集団性の強さと協調性は、もろ刃の剣」という国学院大・杉田洋教授の教諭たちへの言葉も映画に織り込まれた。

「正解は提示できない。でも、電車が時間通りとか街が清潔とか、海外から称賛されているのに、日本人全体の幸福度が低いのはなぜかなと思っている。私たちはもっと自信を持っていいのでは」と山崎監督。

前作は、平成30年の第100回全国高等学校野球選手権記念大会出場を目指す、横浜隼人(神奈川県)水谷哲也監督とまな弟子の花巻東(岩手県)佐々木洋監督の2人を軸に、控えも含めた球児らの汗と涙と成長に密着。同大会決勝で敗れた金足農(秋田県)の旋風も独自の観点で編集した。

「桜が一瞬だけ咲いて散っていくような青春のはかなさ。勝者よりも敗者に心を寄せる日本人の感性を、ベースボールではない高校野球を通じて伝えたかった」。「KOSHIEN」は日本社会の縮図として、米国スポーツ専門チャンネルESPNで全米放送されるなどの反響を呼んだ。第3弾は、日本企業への長期取材を構想中。「日本人のリアルを、世界に発信していきたい」

「小学校~それは小さな社会~」は12月13日、東京・シネスイッチ銀座を皮切りに順次全国で公開される。本作の原題(英文)は「The Making of a Japanese」。世界が関心を持つ、日本人の成り立ち。当事者としてどう鑑賞しますか?

出典:公立小学校の記録映画が海外で大反響 日本人を作る「特別活動」に世界が注目 JAPAN Forward

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